利用者からすればマップがでれば便利であることはすぐに理解出来ます。ですが便利であることより重要な機能がマップには有ります。
世界にはいろいろな救難ビーコン製品がありますが、マップを表示してくれる物は極わずかです。レーダー画面のように目標と自位置の相対関係を表示してくれるなら未だマシな方です。
多くは、緯度経度の数値だけ、方角と距離だけ、電波の強弱のメーターを読み取って方向を探すと言う物まであります。
SEAKER_L3の設計にあたり、世界の救難製品を紹介してきた経験を元に重要な機能としてマップの表示を、それもそのエリアに適したマップを用意するべきだと考えました。
海では海図
陸では地形図
空では衛星写真も利用出来た方が良いでしょう。
なぜなら、
救難にあたって最も忌避すべき事態である
「2次遭難」を回避する為に必須の機能であると考えるからです。
救難のシーンではプロでさえ平常心を保つことは難しいと聞きます。そんな中SEAKER_L3は要救助者の位置を指し示すわけですが、その遭難の現場は「原因である事象の中心」であることも又多いのです。
崖の下だったり、大荒れの海だったり
そこへ慌てて駆けつけるとき 「崖」「暗礁」が表示されない画面を注視しながら近づいていく危険はどれほどの物でしょうか・・・マップがあれば簡単に解るのです。
TRACKERアプリは、スマートフォンにマップを「内蔵」ダウンロードする事が出来ます。さらに各種マップに対応していきます、先ずは海図から。