アウトドアの携帯網エリアサービスが十全でないことは海へ山へ遊びに出たことがある人なら知っていることでしょう。沖に出れば使えない、谷に降りれば使えない、ごく普通に起こる事です。
だからこそSEAKER_L3の受信がインターネットベースの「スマートフォンアプリ」であることに矛盾を感じるかも知れません。確かに受信側のサービスエリアが狭い事は単純に短所と言えるでしょう。しかしその短所が受信側であれば回避の方法があり、代わりに得られる長所が多い事も事実です。
短所
良くないところ | 回避(フォロー)方法 |
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通信距離が短い | 移動履歴とマップ内蔵で捜索を支援 →マップ内蔵が重要と考えるわけ |
動作時間が短い | 緊急捜索時は予備BTを用意したり、複数のスマホを順次使う事で対応可能 |
長所
良いところ | 理由 |
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受信機機能を廉価に提供出来る | 専用受信機は高価になってしまう |
受信機の数をそろえることが出来る | 捜索は探す人の数が正否を分ける大きな要因 |
緊急時にはアプリのインストールで即席の受信機を作れる | 捜索は数が・・・ |
平常時(緊急時以外)個人情報を非公開に出来る | 位置も個人情報として扱います |
エリア管理が可能 | 予め設定したエリアの入出をサーバーが判断 |
離脱判断が可能 | 迷子(集団から離れた)をサーバーが判断 |
救難通報を多方法で通知 | 他のTRACKERアプリやメール送信、そして・・・ |
例えば位置情報の非公開は、漁業者にとって重要な機能です。(漁場を隠したい)
エリア管理はマリーナやビーチ管理、サーフ/ダイビングショップ 航空プレジャーでは利用価値が高い機能です。
離脱判断は単に迷子検知だけでなく、船から落ちる「落水/MOB」を検知する機能として重要です。
この様に、スマートフォンベースのソフトウエアだからこそ提供出来る多くの機能が有ります。
→Q&A:携帯の圏外で受信出来ない?
→漁業向けの安全管理/漁支援システム
→マリーナ会員艇の安全管理
→アウトドアレジャーのゲスト見守り
→航空プレジャー向け支援システム