みんなに使ってもらうことが救難ビーコンにとって必要な性能の一部です。
たくさん普及する事が多くの人を危険から遠ざけ、救命率を向上させるのではないかと思います。
そして、普及の条件として「自由に使える」ということはとても重要であると考えています。
だれでもが簡単に使える製品でなければ使って貰えません。(使うのに免許が不要であること)
潜在的ハイリスクセグメントのライトユーザー「アウトドア初心者」に使ってもらうには負担の少ないレンタルで提供、使って有用性を実感して頂くことが重要です。(SEAKER_L3は貸し借りが法で許されています)
海でしか使えないビーコンが販売されていますが、陸用、空用、使用目的が同じなのに他のエリアで使えないのでは煩雑で普及しにくいと思います。(SEAKER_L3はエリア制限がありません)
外国においては一般的に使われている「救難信号発信機」が日本でほとんど販売されていないのはこの免許問題によるものです。まともな性能(通信距離が最低でも数キロ必要)を出すには今までは強い出力が必要だったので申請と認可「免許/開局」が不可欠と法規定されたためなのです。
実は日本の電波法にには「ライセンスフリー帯」(特定小電力無線/周波数920Mhz帯出力20mW以下)という周波数帯/弱出力規定があり、この規定を遵守することで、この
誰でも簡単に使用できる
貸し借りが可能
海、陸、空、使えるエリアに制限なし
欲しい機能を実現することは以前から出来ました。
しかし、この周波数と出力では「まとも」なビーコン製品を作ることが技術的に出来なかったのです。(数メーターしか通信出来ない)
そう、今までは・・・
ところが、低出力なのに遠距離(見通し100km超)まで届くという新技術が開発されました、これを採用したSEAKER_L3は「ライセンスフリー帯」なのにこの特別な性能を持っており、実用的な「救難信号発信機」を作ることが出来たのです。
SEAKER_L3は小さな出力なのに長距離通信が可能だからこそ、
合法的に「無免許、無開局、無登録」でいくらでも電波を発信できる「実用」ビーコンとなりました。