電波法で規制されているため、携帯電話以外の対策はとても消極的な方法とならざる終えません。
1. 笛、鏡、ストロボ、ライト、フロート等の捜索者へ注意喚起を行う製品。 エンジン音もあるためボート上の人間が積極的に目視捜索作業中でなければ気がつきにくい。さらに、有効範囲が狭く、(500m離れると発見確率がかなり落ちる)
2. レーダーリフレクター レーダー搭載艇のスコープ上に光点として表示されるが、かなり小さく、対象物がダイバーなのかただの漂流物なのか、漁具、小型ボートなどとの判別は困難である。
更に、ダイバーを捜すという意思がない船は衝突を防ぐために逆に回避行動(よける)を取ってしまうため逆に救助のチャンスが減ることになる。ダイバーは長時間リフレクターを水面上へ保持する必要がある。(例え自立浮揚式の製品としても波浪中に水面上高く物を維持するのは体力を消耗する作業である)
3. 信号煙幕 目視の捜索では何も持たない状態より見つかりやすいと考えられる。しかし、ダイバーが旅行時に持ち運ぶことは困難。飛行機などの交通機関では持ち込みが制限される。捜索作業をしている人物をダイバー側から目視し、確認してから煙幕に火を入れる。短期間で燃え尽きるため発見確率を高めるためにはチャンスを生かせるタイミングが重要となる。
4. カラーマーカー 遭難時に利用する染料 目視捜索を助ける方法として有効。航空機からの発見確率を高くすることが出来る。海洋汚染の可能性に留意。