低体温症(ハイポサーミア)hypothermia。水中では体温が急速に奪われるため水中に留まれる時間は限られています。
水温と体温流出時間(出典U.S.Coast Guard)
水温 | 意識不明に至る時間 | 予想生存時間 |
---|---|---|
0℃ | 15分以内 | 15~45分 |
1~5℃ | 15~30分 | 30~90分 |
5~10℃ | 30~60分 | 1~3時間 |
10~15℃ | 1~2時間 | 1~6時間 |
15~20℃ | 2~7時間 | 2~40時間 |
20~25℃ | 2~12時間 | 3時間~不明 |
26℃以上 | 不明 | 不明 |
注)漂流中の姿勢や心得、救助後の手当の禁忌については各指導団体の低体温症対応をご参照ください。
この表から見られるとおり、水中での生存時間には限りがあることが解ります。意識不明までにならなくとも、体幹体温が危険域に達してしまうと救助後の対応によっては生命に関わる事案になることに留意してください。また、壮健な成人男子での数字であることにも注意が必要です。やせ形、老齢、若年、体調、性別などにより個人差が非常に大きくなることを忘れないでください。
更に、ダイバーは浮上時には既に1時間ほどのダイビングを終了していると考えられることから、もっとも猶予が少ないと考えるべきでしょう。
目安として、1〜4時間で救助するべきと弊社は考えています。
(ウエットスーツ、ドライスーツを考慮しても)
弊社は救難ビーコンを、海に親しむ人々に確実な発見と素早い救助を可能とする最速の選択肢として提供します。
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※携帯電話は水面のライフラインとして使うのは危険です